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はも

(読み)ハモ

平和を愛する知的生命体。

地球より高度な文明をもつ惑星から飛来し、

現在多数のはもが地球に定住する。

地球に飛来した目的は、散歩中の寄り道程度。

宇宙のあらゆる場所へはもは自在に移動することができ、

気に入った場所に飽きるまで居つく。

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​外見

アンカー 1

全体に丸みを帯びた独特の形状をしており、正面からは顔面のみが見える。

成はもで平均15kg、幅1m×高さ50cm×奥行き1m程度。

お正月に飾る鏡餅のような形状をしている。

横から見ると正面(顔面)部分の傾斜が大きく

後ろにいくほど傾斜が緩やかになる。

色は薄い肌色でふんわり、もっちりしている。

四肢はなく、はも内部から発せられる波動により移動や物質の受け渡しを行う。

目はいつも開いており、閉じられることはない。休眠しているときも目は開いている。
口は常に笑みを湛えているような形がほとんどであるが、人間の「感情と表情」をマスターしたはもは、表情や体表の色で感情を表現することができる。

生態

アンカー 2

多くの個体が四季のある場所を好み生息する。
はもによっては熱帯や寒冷地に定住する

ものもいるが少数派である。
4年に一度、春に二つに割れ、

断面から大量の葉やツルを伸ばし

沢山の蕾をつける。
春が終わりに近づく頃、蕾が膨らみ、
花が開いて中に新しいはもが現れる。

元々摂食習慣はないが、地球に来てから「食事」に興味を示し、

多くのはもが日常的に食事の習慣を取り入れている。はもは食べ物に限らずあらゆる物質を口から取り込むことができる。はもの内部は小さな宇宙のような構造になっており、無限に物質を蓄積することができる。

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文明とコミュニケーション

アンカー 3

はもは大きさに多少差はあるが、どの個体も同じ顔、同じ形をしている。はも同士のコミュニケーションには言葉を使わず、思念を共有し意思の疎通を図っている。

​はもの世界もかつては人間のように個体差があり、外見的にも内面的にも差別や蔑視、格差が存在し争いが起きていたが、進化の過程で個体差をなくし物質的な価値観を捨て、ネガティブな思考を一切排除することで、自己と他者の区別のない温かく平和な種族となった。はもによって性格や趣向に違いがあり「個性」は存在するが、それぞれが認め合い尊重することで今では全く争いが起きない。未来を予測する力に長け、一つの選択から起きる結果と可能性を瞬時に計算する。個々の意識のほかに、種族全体で共有する共通意識が存在し、種族で共有する「幸せな未来」を常に予測し動いているため破綻が起きない。

地球人の「言葉」を使ったコミュニケーションに興味をもち、地球では言葉で会話をする。
コミュニケーションのほかにも地球の文化に非常に高い関心を示し、あえて高度な文明を使わず、地球の暮らしにじんわり馴染んでいる。

地球側の政府諸機関は黙認済みで、公に「異星人」の存在を発表することはないものの、国際紛争の解決や地球規模の危機が訪れた際には、はもに問題解決の協力を仰いでいる。

多くの地球人は「はも」を認知しており、「どうやら宇宙からきているらしい」程度の認識でそれ以上深追いもせず、ただ当たり前のように受け入れている。これには諸説あるが、恐らくはもが水面下で行っている深層意識の集団コントロールではないかという説が有力視されている。
 

アンカー 4
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